道の終わりから、
水の旅が始まる。
山を歩いていて、ふと思うことがあります。
あの湖の向こう側には、 どんな景色が広がっているんだろう。
川の上から見上げる森は、 いつもと違って見えるんだろうか。
もし、バックパックの中に 小さなボートが入っていたら。
歩いてきた道の先に、 もうひとつの旅が始まるかもしれません。
MEKONG(メコン)は、 フランス・ドローム地方で パックラフトを設計・製造するブランドです。
軽く、コンパクトに持ち運べる艇で、 川を下り、湖を横断し、 ときには自転車まで積んで旅に出る。
パックラフトは、 ただの小さなボートではありません。
自分の旅に、水のルートを追加する道具。
今回は、MEKONGが生み出す ちょっと特別な冒険の世界をご紹介します。
すべては、
2,000kmの川旅から始まった。
MEKONGの物語は2018年にさかのぼります。
5人の冒険者が挑んだのは、 アジアを代表する大河、メコン川の旅。
ラオス北部から南シナ海へと続く、 約2,000kmの水のルートです。
彼らは、経験豊富なプロの船乗りとして 集まったわけではありません。
それでも川を下り、 さまざまな景色と出会い、 ときには困難な場面も経験しました。
旅を続ける中で生まれたのが、 ひとつのアイデアです。
「遠くまで持ち運べるほど軽く、 大きな冒険に必要な装備も積める。 そんな丈夫なボートがあれば。」
その発想からMEKONGのものづくりが始まりました。
誰かが想像した冒険のためではなく、 自分たちが実際に経験した旅から生まれた道具。
だからこそMEKONGのパックラフトには、 単なるスペックだけでは説明できない 冒険への想いが込められています。
まだ自分の知らない水の道がある。
カヤックでもない。
ただのゴムボートでもない。
パックラフトは、 空気を入れて使用する軽量な小型ボートです。
使わないときは空気を抜いてコンパクトに収納。 バックパックや自転車で持ち運び、 水辺で膨らませて乗ることができます。
大きな車やボート用トレーラーがなくても、 水上の旅を計画できる。
その携帯性が、 カヤックや一般的なボートとは違う パックラフトならではの魅力です。
歩いて、漕ぐ。
バックパックに艇を収納して 水辺へ向かう。 山歩きとパドリングをひとつの旅に。
走って、漕ぐ。
自転車で走り、 水辺からは艇に乗る。 バイクラフティングという 新しい移動の楽しみ方。
水面から、見る。
湖や穏やかな川で、 いつもと違う高さから自然を眺める。 見慣れた風景が変わる体験。
歩くだけなら、そこで終わる旅もある。
自転車だけでは進めないルートもある。
そこにパックラフトという選択肢が加わると、 旅の考え方そのものが少し変わってきます。
フランスで考え、
フランスでつくる。
MEKONGの製品づくりは、 フランス・ドローム地方の工房で行われています。
軽量性、耐久性、操作性。 それぞれをバランスよく成立させるために、 素材や船体形状を追求しています。
製造方法にも特徴があります。
MEKONGの艇は、 接着剤ではなく高周波(HF)溶着で 生地を接合しています。
高強度ナイロンとTPUコーティング素材を使用し、 長くフィールドで使うための 耐久性を考慮した設計です。
ブランドが生まれた理由も、 実際にものづくりを行う場所も、 どちらも明確。
「どんな人たちが、何のためにつくっているのか。」
そんな背景まで含めて、 道具を選ぶ楽しみがあります。
George All Well
PACK LIGHT. EXPLORE MORE.まず最初に紹介したいのが、 George All Well (ジョージ オール ウェル)。
MEKONGの中でも、 軽さとシンプルさを大切にした オープンタイプの1人用パックラフトです。
荷物を背負って山を歩き、 湖に到着したらパックラフトを広げる。
空気を入れて、水面へ。
さっきまで歩いていた自分が、 今度はパドルを手に 水の上を進んでいる。
そんな体験を想像するだけで、 少しワクワクしてきます。
船体は安定性に配慮したフラットな形状。 湖や穏やかな川、 長距離バイクラフティングなどに向いています。
DYNT COYOTEの取扱仕様では、 船体内部に装備を収納できる Internal Storageも標準装備。
「初めてのパックラフトで、 どんな旅をしてみたい?」
そんな会話の入口になる一艇です。
Davy Rocket
BUILT TO GO FURTHER.そして、少し本格的に 水の旅を楽しみたいなら Davy Rocket(デイビー ロケット)。
名前からして速そうですが、 実際にスピードと直進性を 追求したパックラフトです。
全長305cmの細長い船体に、 特徴的なI-beam構造のサイドチューブ。
パックラフトの軽量性と、 カヤックのような滑走性能を 組み合わせることを目指したモデルです。
広い湖を漕いで進む。 長い川をツーリングする。 自転車を積んで、水上から旅を続ける。
フィールドを移動すること自体が 楽しくなる一艇です。
水面をまっすぐ進む感覚を、 思う存分楽しみたい。
そんな人には、 Davy Rocketが気になるはずです。
自分の力で進むから、
景色がもっと記憶に残る。
エンジンの音はありません。
聞こえるのは、 パドルが水をつかむ音と、 風や鳥の声。
急ぐ必要もありません。
水辺の景色を眺めながら、 自分のペースで進んでいく。
それは、歩く旅とも自転車の旅とも違う、 水の上だけの時間です。
もちろん、天候や水域を調べ、 安全に楽しめる場所を選ぶことが前提。
その準備も含めて、 旅が始まっているのだと思います。
Pablo Whisky Bar
YOUR FREEDOM. IN A BACKPACK.Pablo Whisky Bar (パブロ ウイスキー バー)は、 幅広い水域での冒険を想定した オールラウンドモデル。
安定性と操作性を両立させ、 湖から川のツーリング、 バイクラフティングまで楽しめます。
選択する仕様によって、 スプレーデッキやサイブレースを 組み合わせることもできます。
「今日は少し遠くまで漕いでみよう。」
「次は、自転車と組み合わせてみよう。」
一度乗ったら、 また違う旅を考えたくなる。
そんな冒険好きに似合うモデルです。
Pablo Pro
ONE BOAT. THREE PERSONALITIES.パックラフトの楽しみ方が ひとつに決められない。
そんな人に面白いのが、 Pablo Pro(パブロ プロ)。
なんと、ひとつの船体で 3つの構成を使い分けられます。
水しぶきへの対策を考えた デッキ付きスタイル。
船内に入った水を排出する セルフベイラースタイル。
開放感を楽しむオープンスタイル。
フィールドや目的に合わせて 構成を変更できる、 MEKONGらしい革新的なモデルです。
今日は湖でゆっくり。 次の旅では本格的な川へ。
自分の経験が増えるほど、 道具の可能性も広がっていきます。
Lara Craft
BETTER ADVENTURES. TOGETHER.景色がきれいだったとき、 誰かとその気持ちを共有できたら。
そんな旅にぴったりなのが、 Lara Craft(ララ クラフト)。
2人でのツーリングを想定した タンデムパックラフトです。
パートナーや友人と 同じ艇に乗って湖を進む。
目の前に広がる景色を見ながら、 「あっちへ行ってみようか」と話す。
一人で楽しむパックラフトとは、 また違う時間が生まれます。
Single-Duo仕様なら、 2人乗りとソロの使い分けも可能。
一緒に出かける日も、 一人で旅する日も。
遊び方の幅を広げてくれる一艇です。
ひとりで漕ぐ自由。
誰かと漕ぐ楽しさ。
MEKONGには、 ほかにも個性的なタンデムモデルがあります。
シンプルに水辺の時間を楽しむものから、 大きな荷物を積んで冒険へ出かけるものまで。
人数も、旅の目的も、 毎回同じとは限りません。
William Shakes Beer
ウィリアム シェイクス ビアは、 軽さとシンプルさを重視した 2人乗りパックラフト。
湖や穏やかな川で、 景色を楽しみながら一緒に漕ぐ。 一人乗りへの変更も可能なモデルです。
MEKONGの商品一覧を見る →
Kim Kong
キム コングは、 最大積載量350kgの大型モデル。 カヌーのようにシングルブレードパドルで 漕ぐスタイルを想定しています。
複数人での水上ツーリングや、 装備を積んだ長期の冒険まで。 大きな旅の可能性を感じさせる一艇です。
MEKONGの商品一覧を見る →Jeanne Dark
FOR THOSE WHO LIVE FOR WHITEWATER.
ここから先は、
水と本気で向き合う世界。
これまで紹介してきた 穏やかな湖や川のツーリングとは違い、 ホワイトウォーターには また別の魅力があります。
波を読み、 流れを見極め、 自分の操作で艇をコントロールする。
そのために設計されたのが、 Jeanne Dark(ジャンヌ ダーク)。
セルフベイリング構造、 高いフロントロッカー、 身体と艇との一体感を高める装備など、 ホワイトウォーターでの操作性を重視しています。
最大の魅力は、 ただ流れに乗るのではなく、 積極的に艇を操作できること。
MEKONGが、 本格的なパドリングにも向き合っているブランドだと 感じさせるモデルです。
ただし、急流は経験と技術が必要な世界。 Jeanne Darkは初心者がいきなり 激流へ挑戦するための艇ではありません。
適切な指導や訓練を重ね、 自分の技術を少しずつ高めていく。
その先にある楽しさを目指す人のための一艇です。
旅を続けるブランドは、
ボートも進化させ続ける。
MEKONGの面白さは、 昔ながらのボートを ただ軽量化しているわけではないところです。
2026年の製品ラインナップにも、 使う人のことを考えた改良が加えられています。
George All Wellでは、 後方のアタッチメントポイントが 標準装備となりました。
Davy Rocketでは、 ニー・サイブレースの取付ポイントを 船体へあらかじめ溶着する仕様になっています。
Pablo Proには、 オープン・デッキ付き・セルフベイラーを 切り替えられる独創的な構成を採用。
単にスペックを競うだけではなく、 フィールドでの使いやすさや 遊び方の自由度を高めていく。
旅をする人たちが、 旅をする人たちのためにつくる。
ブランドの出発点にあった考え方は、 今も製品づくりの中に息づいています。
欲しくなるのは、
ボートより、その先の景色かもしれない。
パックラフトがあれば、 何ができるでしょうか。
朝、まだ静かな湖へ出かける。
自転車で走った先にある 水辺を目的地にする。
仲間と一緒に、 いつもとは違う景色を探しに行く。
どれも、必ずしも 特別に遠くまで行く必要はありません。
身近な自然の中にも、 パックラフトだからこそ楽しめる時間が あるかもしれません。
準備をして、 艇を膨らませて、 パドルを握る。
そして、岸を離れる。
その瞬間、 普段の生活とは違う時間が始まります。
水の上から景色を見てみよう。
水の上を楽しむために、
知っておきたいこと。
パックラフトは軽量で持ち運びやすい道具ですが、 水上での安全には十分な準備が必要です。
初めての方は、 利用が認められた穏やかな水域で、 経験豊富な指導者のもと 基本操作や安全技術を学ぶことをおすすめします。
適切なライフジャケットを着用し、 水温・風・天候・水位・流れを確認。 行程を周囲に共有し、 単独で無理な場所へ入らないことも大切です。
特に河川では、 見た目が穏やかでも 流れや障害物によって危険が生じます。
急流や海での使用には、 それぞれに必要な技術と知識があります。
自分の経験と使用環境に合った艇を選び、 安全に長く楽しみましょう。
ところで、
ボートの名前が少し気になる。
MEKONGの製品を見ていると、 ひとつ気づくことがあります。
George All Well。
Davy Rocket。
Jeanne Dark。
William Shakes Beer。
Kim Kong。
なんだか、冒険映画の登場人物のような名前ばかり。
船体の設計や素材は真剣なのに、 ネーミングにはちょっとした遊び心がある。
こういうところも、 MEKONGというブランドの魅力です。
そして、どの艇を見ても、 次に行きたい場所を考えてしまいます。
道具を選んでいるはずなのに、 いつの間にか旅の計画を立てている。
それって、きっと いいアウトドアギアの証拠なのだと思います。
MEKONG
フランスで生まれ、 フランスでつくられるパックラフト。
軽量な1人用モデルから、 高速ツーリング、タンデム、 ホワイトウォーター向けの艇まで。
歩く旅に。
自転車の旅に。
そして、新しい水の旅に。
次の冒険を想像しながら、 自分に合った一艇を探してみませんか。
MEKONGのパックラフトを見る →※MEKONG製品は海外受注取寄せ商品を含みます。 仕様・付属品・納期はモデルにより異なるため、 各商品ページをご確認ください。
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